編入するために必要なお金はどのくらいか?【結論:50万円程度】

大学編入

こんにちは。Black Rockです。

今回は編入するためにどのくらいのお金がかかるのかを解説します。

 

今回の記事はこんな方におすすめです。

 

  • 編入を目指すためにどのくらいのお金が必要なのかを知りたい
  • 編入のためにバイトしてお金を貯める必要がある

 

この記事では解説するのは、編入の勉強を始める直前から大学編入直後までにかかるお金です。大学編入後にかかる授業料等のお金は考慮しておりません。

結論から言ってしまうと、編入するためには50万円程度のお金が必要になります。この記事ではその内訳について詳しく説明します。

 

 

実際に僕は編入を経験しており、豊田高専から大阪大学工学部へ編入学しました。この記事では僕の経験に基づいて、編入に必要なお金について解説します。

 

 

編入するためにかかるお金(内訳)

この章では、編入するためにかかるお金の内訳を解説します。前述の通り、ここで言う「編入するためにかかるお金」というのは編入の勉強を始める直前から、大学に編入学した直後までにかかるお金のことです。すなわち、大学直後の授業料などは考えていません。

 

勉強に必要なお金

勉強に必要なお金というのは、参考書や編入予備校などのサービスのことです。

ここでは理系編入を想定して、編入勉強にどのくらいのお金がかかるのかを考えていきます。簡単のために、編入予備校などのサービスにかかるお金を除き、参考書だけでどのくらいのお金がかかるのかを考えます。実際のところ、編入勉強は独学が基本で、編入予備校を利用する人は全体で見ればごくわずかです。編入予備校を利用する場合は、かなり割高なので検討が必要です。

 

理系編入では、以下の科目のうちのいくつかが出題されます。

  • 数学
  • 英語
  • 物理・化学・専門

それぞれの科目でいくら掛かるのかを考えていきます。

数学

数学は3~4冊程度の参考書を買うことになると思いますので、1万円程度必要になります。

「編入数学徹底研究」と「編入数学過去問特訓」という2冊の本が定番であり、ほとんどの人はこの2冊を購入します。また、これらの2冊でカバーしきれない分補うために、追加で1~2冊程度別の参考書を購入する場合も多々あります。

これらの参考書は1冊だいたい3000円程度ですので、数学の参考書だけで1万円程度は見積もると良いです。

英語

英語は、最近ではTOEICのスコア提出が一般的になってきました。

TOEICの勉強にも1万円程度のお金がかかります。実践形式の問題集(公式問題集やサードパーティーのもの)や英単語帳、文法、リーティング、リスニングなどの教材を揃えると、このくらいの金額は必要になってきます。

 

物理・化学・専門

物理・化学・専門科目などが試験科目になっている場合は、参考書を買って対策する必要があります。大学によって出題科目が異なるので、志望校の組み方によっては、物理だけを勉強すれば良い場合もありますし、これら全てを勉強しなければならないケースもあります。

物理化学専門これらを勉強するのに、それぞれの科目で3~5冊程度の参考書が必要になります。1冊あたり3000円程度と考えれば、1科目あたり1万円程度は見積もったほうが良いと思います。

 

 

以上の全てを合わせると、参考書だけでだいたい5万円くらいかかると思います。ただ、中古で買えば半分程度に抑えられると思います。メルカリやAmazonで中古の本を購入できます。

試験科目の少ない大学や難易度の低い大学を選んで受験すれば、参考書にかかる費用は5万円もかからないかもしれませんが、旧帝大のような難易度の高い大学を受けるのであれば、参考書もたくさん必要になるので5万程度は見積もったほうが良いと思います。

受験料

つづいて受験料についてです。

国公立大学の編入試験の受験料は一律3万円です。一方私立大学の受験料は僕が調べたところ3万5000円程度でした。

僕の経験上、編入試験を受ける学生はだいたい3~4校くらい受験する人が多いので、受験料だけで12万程度見積もっておくとよいです。

 

移動費・宿泊費

続いて移動費です。これは、試験会場までの移動にかかる交通費のことです。試験会場までの移動では、基本的に電車や新幹線、飛行機を利用します。

試験会場までの移動手段として、原則として私用車での移動はできません。編入の学生募集要項を見るとだいたい、「公共交通機関を利用するように」と書いてあります。また、高速バスなどは疲労が溜まりやすいことから、受験に使う移動手段としてはおすすめできません。

従って編入試験の移動では、基本的に電車や新幹線、飛行機を利用します。

例えば、東京から大阪まで移動するとして、新幹線の場合は片道13,000円程度LCC(格安航空)の場合は片道5,000円程度です。ある程度距離がある場合はLCCを使ったほうが早いし安く抑えられると思いますが、飛行機を使う場合は検査があったり空港内での移動が多かったりするので、距離によっては新幹線のほうが早く移動できる場合も少なくありません。ただ、新幹線を使う場合は移動距離があまり大きくなくても往復1万円を簡単に超えてしまいます

 

続いて、宿泊費についてです。編入試験はたいだいどこの大学でも午前中から始まるので、家が大学に相当近くない限り、現地のホテルを取って前日入りするのが基本です。

ビジネスホテルを使えば一泊5000円程度で泊まることができます。多くの大学の編入試験は1日で終りますが、旧帝大や一部の大学では2日に分けて試験が行われます。従って、これらの大学の編入試験を受験する場合は、2泊分の宿泊料金1万円程度がかかります。

 

入学費

続いて、入学費についてです。編入試験を複数校受けて、最終的に入学したい大学を選び、その大学に対して入学金を払います。国公立大学の場合は一律282,000円です。私立大学は平均で26万円程度と言われています。

 

具体例

ここでは具体例として、旧帝大を2校・その他中堅の国公立大学2校合計4校を受験する場合に、どのくらいのお金がかかるのかを計算していきます。

 

  • 勉強に必要なお金(参考書代):5万円程度(中古で揃えた場合は半分程度)
  • 受験料:3万円×4校で、合計12万円
  • 移動費:1試験あたり往復1万かかるとすると、合計4万円程度
  • 宿泊費:旧帝大の試験が2日に分けられているので合計6泊分、すなわち約3万円
  • 入学料28万2000円

 

これらをすべて合わせると、52万2000円程度になります。

 

あくまでも1例です。受験する大学によっては勉強にかかるお金は変わってきますし、受験する大学の数で受験料も変わります。また、あなたの住んでいる場所によって交通費も変わってきます。受験する大学を一通り決めると編入にかかるお金は計算できますので、まずは受験する大学を探してみましょう

大学選びについてはこちらの記事を参考にして下さい。
できる限り楽に編入試験に合格する方法5選
編入試験を楽に乗り越えられるかどうかは、受験校選びの段階でほとんどが決まるので、この記事では受験校選びを中心に解説しています。
大学編入試験の対策の流れを知りたい方はこちらの記事を参考にして下さい。
旧帝大も狙える編入試験の勉強法【編入試験攻略ロードマップ】
対策を始める前から、試験直前までの対策の流れを解説しています。

 

まとめ

今回は、編入するためにどのくらいのお金がかかるかを解説しました。

まずは勉強にかかるお金を解説しました。参考書は各教科1万円程度かかることを見積もると良いでしょう。中古で買った場合はこれよりも結構安く抑えられます。

受験料は国公立大学であれば一律3万円です。私立大学は3万5000円程度です。3~4校受験することを考えれば、12万円程度を見積もると良いです。

移動費はLCCであれば片道5000円~7000円程度で抑えられますし、新幹線を使う場合は割高ですが飛行機と比べて検査がなかったり、構内の移動が少なかったりするので飛行機よりも短時間で移動できる場合も少なくありません。

宿泊費は、ビジネスホテルを使えば一泊5000円程度で宿泊できます。

入学料は国公立大学の場合、一律282,000円です。私立大学は平均26万円程度と言われています。

 

最後に具体例を紹介しました。旧帝大を2校、中堅国公立大学を2校、合計4校受験した場合にかかるお金は52万円程度です。ただし、受験する大学によって、編入にかかるお金は大きく変わってきますので、まずは受験校を選びましょう。

 

 

今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

このブログでは、編入を目指す方々にとって役立つ情報を発信しています。他の編入に関する記事はこちらからご覧ください。→編入に関する記事一覧

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