できる限り楽に編入試験に合格する方法5選

大学編入

こんにちは、Black Rockです。

 

今回は、できる限り楽に編入試験に合格する方法を僕の経験も踏まえて紹介します。

 

  • 編入試験の対策が大変なのだけど、もう少し楽にならないかな?
  • まだ対策始めてないけど、編入試験の勉強って大変そう
こういった疑問を持っている方の参考になれば幸いです。

 

 

まず前提として、編入試験に合格することは簡単ではありません

編入試験の倍率は、学科によりますが3倍を上回るのがあるあるなので、簡単ではないのは当然です。

 

筆者
筆者

僕は電気から情報へ学科を変えたので少し特殊な例になってしまうのですが、2000時間ほど勉強しています。

分野を変えない場合でもざっくり1000時間程度の時間が必要になると考えられます。

 

さて、簡単ではないとは言え、立ち回りや選択次第である程度負担を減らすことは出来ます

 

 

今回は無駄な負担を回避するという意味で、できる限り楽に編入試験に合格するために気をつけることを紹介します。

 

記事の信頼性のため、筆者の自己紹介をしておきます。

僕は、高専の電気系の学科出身で、情報系の学科への大学編入を成功させました。下の3つの大学に合格しています。

  • 大阪大学 工学部 電子情報工学科 情報通信工学科目
  • 京都工芸繊維大学 工芸科学部 設計工学域 情報工学課程(倍率33倍)
  • 新潟大学 工学部 知能情報システムプログラム

 

 

できる限り楽して編入試験に合格する方法5選

結論から言うと、できる限り楽して編入試験に合格する方法は次の5つです。

  • 受験科目を統一する
  • 難易度の低い大学を選ぶ
  • 選択肢を予めたくさん用意しておく
  • 第1志望を決めない
  • 勉強のために睡眠時間を削らない

上に挙げた通り、編入で楽できるかどうかは受験校を選ぶ段階でほとんどが決まります。

 

それぞれ詳しく解説します。

受験科目を統一する

工学部の編入試験では、出題科目が次の2つのパターンである場合が多いです。

  1. 数学、英語、専門
  2. 数学、英語、物理・化学(両方あるいはどちらか)

※中には英語の出題がない大学や、数学・英語のみの大学、数学だけ、面接だけ、書類だけの大学もあります。

 

受験校を選ぶ際には、上の1か2どちらかに統一するようにしましょう。

専門に加えて物理・化学も勉強すると、無駄に大変です。

難易度の低い大学を選ぶ

編入試験を楽に乗り越えたいなら、シンプルに難易度が低い大学を選ぶのもありです。

 

難易度の低い大学を選ぶ際のポイントは次の3つです。

  • 試験科目の少ない大学を探す
  • 例年の倍率を見る
  • 偏差値を確認する

 

それぞれ解説します。

試験科目の少ない大学を探す

前章でも触れましたが、試験科目の少ない大学・学部・学科があります。

多くの大学の編入試験で3~4教科の出題があるのですが、中には1~2教科の大学もあります。

 

具体的には、数学と英語数学のみ専門のみ面接のみ書類のみの大学などが存在しています。

楽に編入試験を乗り越えたいなら、このような試験科目の少ない大学が狙い目です。

 

本来なら試験科目を調べる時に、募集要項を確認する必要があります。

 

筆者
筆者

この確認の作業は、調べる大学の数が増えてくるととてつもなく面倒な作業なんですよね。

そこで利用して頂きたいのが『まるわかり!大学編入データブック』です。

僕は編入終わってからこの本の存在を認知したので読んだことがないのですが、非常に便利な本みたいです。

僕も受験対策を始める前にこの本を認知していれば、迷わず買っていたと思いますし、とても効率的に受験校探しができたのではないかなと思っています。

 

この本の内容については、僕は読んだことがないので別記事からの引用です。

【大学編入】編入情報の”一覧”を簡単にチェックする方法を紹介!』から引用しました。↓

この本で確認できる「編入試験データ一覧」は以下の通りです

編入試験データ一覧

データ①:全国の「国公立大学」編入試験データ一覧

データ②:全国の「私立大学」編入試験の”実施情報”

データ③:全国の「私立大学」編入試験データ一覧

データ④:大学1年修了時に編入学できる大学一覧(学部別)

データ⑤:高専修了見込みで編入学できる大学一覧

「データ①:全国の国公立大学編入試験データ一覧」や「データ③:全国の私立大学編入試験データ一覧」では、各大学・学部の編入試験概要をより詳細に確認することができます。

確認できる情報は以下の通りです。

各大学・学部の編入試験【詳細情報】
  • 編入学する年次:2年次編入 or 3年次編入
  • 受験資格(見込含):学士・短大卒・高専卒・専門士
  • 試験日(出願期間)
  • 選考方法:それぞれの有無→書類審査・筆記試験(外国語・専門科目・小論文)・面接
  • 合格状況(過去3年分):志願者数と合格者数
  • 備考:「必要単位数」や「TOEICの必要スコア」 etc.

この「まるわかり!大学編入データブック」が一冊あれば、上記の情報を瞬時に検索することが可能となります。

これで、いちいち「大学のホームページを訪問して、編入学試験情報のPDFを開いて…」といった面倒くさい作業をせずに済みます!

 

試験科目だけでなく、出願期間試験日などのデータも入っているみたいですね。

受験校を探す時に非常に役に立つ一冊になっていると思います。この本を利用して、試験科目の少ない大学を探してみましょう。

Amazon→まるわかり!大学編入データブック〈2020-2021年度版〉

Amazon→まるわかり!大学編入データブック〈2021-2022年度版〉

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例年の倍率を見る

例年の倍率にも注意が必要です。編入試験にも人気の大学・学部・学科が存在しており、そういったところでは倍率が5倍を超えることもざらにあります。中には数十倍に上る年もあります。

楽に編入試験に合格したければ、倍率が例年低い大学を選ぶと良いでしょう。

 

倍率に関してもいちいち調べるのが大変だと思うので、上で紹介した『まるわかり!大学編入データブック』を利用するのが良いと思います。

上の引用の通り「合格状況(過去3年分):志願者数と合格者数」についての記載があるようです。

偏差値を確認する

基本的に、編入試験の難易度は大学の偏差値にある程度比例していると思います。楽して合格したければ、偏差値の低い大学を探してみると良いと思います。

 

ただ、一概に編入試験の難易度と偏差値が比例しているとは言えないので、それぞれ過去問などを確認する必要があります。

 

まるわかり!大学編入データブック』を利用しても良いですが、編入試験を実施している大学一覧から、偏差値の低い大学を選ぶというやり方もアリです。下のページを参考にしてください。

編入試験を実施している大学一覧>>編入学試験実施大学

 

選択肢を予めたくさん用意しておく

受験対策を始める前に、受験校の選択肢を予めたくさん用意しておくと良いです。

 

というのも、試験日がかぶった場合や、第1志望の大学の合格発表が第1志望以外の大学の入学確約日よりも後にあった場合に、受験ができなくなるからです。

このような時に、受験校の候補を少ししか用意していないと、焦って別の大学を探すことになります。大学が見つかればよいのですが、出願期間が過ぎていれば受験不可能ですし、自分の苦手科目が試験科目になっている大学しか残っていない場合も考えられます。

 

このようなことを考えると、受験対策を始める前に受験校の選択肢をたくさん用意しておくと楽に立ち回れる場合が多いです。

受験校の候補を探す際には、受験科目を絞ってその科目で受けられる大学を片っ端から調べる必要があります。そこで役立つのが、先ほど紹介した『まるわかり!大学編入データブック』です。

 

 

また、編入試験に全落ちした場合の選択肢もある程度把握しておくと精神的には楽です。

俺は絶対に編入試験に合格するんだ!」と言い聞かせて受験に落ちた場合のことを考えていないと、実際に全落ちした場合に絶望することになり兼ねません。

 

編入試験に全落ちした際の選択肢については今後別の記事で解説する予定です。

先に言っておくと、就職研究生を利用するのが無難です。

第1志望を決めない

 

第1志望を決めないという選択は少しマイナーな気がするので、あくまでも僕個人の考えとして参考にしていただければ幸いです。

筆者
筆者

僕は編入試験をなるべく楽に乗り越えたかったので第1志望を設定していませんでした。具体的には、第1志望群を3つ・滑り止めを1つといった感じで設定していました。

 

なぜこのようなことをしたのかと言うと、第1志望を1つに絞ってしまことで試験全体で見て合理的な判断や行動ができなくなってしまう場合があると考えたからです。要するに、第1志望に対する執着(固執)によって選択や行動を誤る可能性があるということです。

それから、精神的な負担を軽減することもできると考えられます。

 

具体的に第1志望を1つに絞ることで起こりうるデメリットとしては次のようなものがあります。

  1. 第1志望以外の対策が疎かになる
  2. 第1志望に対するプレッシャーが大きくなりすぎて、試験直前・当日に本来のパフォーマンスが発揮できなくなる。

 

1点目について

第1志望の対策に注力すれば、多少は第1志望へ合格する確率も高まるのですが、他の受験校の対策が疎かになってしまいます。

確実に第1志望に合格できるなら良いですが、入試において成功率100%などあり得ません。

失敗につながる要因はいくらでもあります。例えば体調が良くなかった、前日に眠れなかった、傾向が変わって苦手な分野から出題されたなどです。

 

なので、第1志望だけを極めるのではなく、全体的にそれなりに合格率を上げて数打っていく方がリスクは小さいと思います。

 

また、仮に「第1志望に絶対に行きたい!」といった感じで固執した状態で第1志望に落ちた時に、どのような心情になるかを考えてみてください。

すぐに切り替えて、次の受験校の勉強に取り掛かることができる人は、ごく一部だと思います。大半は、メンタルがやられたりショックで無気力になったりで、すぐに勉強に取り掛かることができないでしょう

 

 2点目について

第1志望を1つに絞ることで、その大学を受験する際のプレッシャーが大きくなり過ぎて、本来のパフォーマンスが発揮できなくなる可能性が考えられます。

例えば、試験直前に緊張やプレッシャーで眠れなくなったり、試験当日に緊張しすぎて頭が回らなくなったりするケースが考えられます。

 

 

こういったデメリットを考えれば、第1志望を決めないほうが合理的であるというのが僕の考えです。

ただし、第1志望を決めないことにもデメリットはあって、第1志望を1つに絞ったときよりもモチベーションや危機感が低下するということです。

勉強をサボってしまうのであれば、危機感を利用するのもありなのかもしれません。

ただ、こういった危機感がなくてもモチベーションを上げる方法はあるので、無駄にリスクをとる必要はないかなと思っています。

 

多くの人が第1志望を設定するのは、その大学に行きたいという強い動機があるからだと思います。そういった各々の動機まで否定はしません。

 

ただ、思考停止で第1志望を設定するのは少し考えたほうが良いのではないかなと感じています。

人間ならどうしても偏った判断をしてしまいますし、後々自分の意志が変わっている可能性も十分あります。

こういったことも加味すれば、第1志望を設定する必要はないのかなと思います。

勉強のために睡眠時間を削らない

学校の定期試験などとは違って編入試験の対策は長期戦なので、睡眠時間を削ってまで勉強することに意味はありません

 

読者の皆さんも学校の定期試験では一夜漬けでもどうにかなったと思います。一方、編入試験の対策は一夜漬けでは不可能で、長い期間かけて行うものです。

従って仮に睡眠時間を削ってその日の勉強量が増えたとしても、長期的に見ればパフォーマンスが低下して効率が落ちるので意味がないのです。

 

睡眠時間が短いと脳の働きが鈍くなるということは読者の皆さんも経験していることではあると思いますが、これは科学的にも証明されていることです。

睡眠不足になると脳の生産性が落ち、作業にかかる時間が平均して14%も長くなったみたいな研究もあります。

例えば、普段8時間勉強している人が寝不足になると、同じ作業量でも9時間以上の時間がかかってしまうことになります。(もちろん個人差はあります)

 

従って、睡眠時間を削って勉強するという行為は、長期戦の編入試験ではあまり意味が無いです。

 

まとめ

この記事では「できる限り楽して編入試験に合格する方法」を5つ紹介しました。

 

受験科目を統一する

受験校を選ぶ際には受験科目を統一し、物理化学と専門両方勉強するということは避けましょう

 

難易度の低い大学を選ぶ

試験科目の少ない大学、例年の倍率が低い大学、偏差値の低い大学を探してみましょう。

大学選びの際には『まるわかり!大学編入データブック』という書籍を使うと効率的です。

 

選択肢を予めたくさん用意しておく

受験校の選択肢を予めたくさん用意しておくと、楽に立ち回れる場合が多いです。

 

第1志望を決めない

第1志望を決めないことで、受験校全体で見て合理的な判断や行動を取りやすくなると考えられます。

第1志望だけを極めるよりも、受験校全体の合格率をそれなりに上げて数打っていくほうがリスクが小さいと考えられます。

また、第1志望を決めないことによって、第1志望に対する過度なプレッシャーやストレスを軽減を回避できるので、精神的にも楽です。

 

勉強のために睡眠時間を削らない

睡眠時間を削ると、効率が落ちます。その結果勉強にかかる時間が長くなってしまうため、勉強のために睡眠時間を削ってもあまり意味がありません。

 

 

今回の記事は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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