お久しぶりです。Black Rockです。
今回は大学編入後の単位認定と学生生活について書きました。
まずは、僕自身の紹介を軽くしておきます。僕は高専の電気系の学科から、阪大工学部の情報系学科へ編入しました。→阪大編入試験の体験談のリンク
今回紹介する内容は、あくまでも僕の所属する学科での話になります。阪大への編入を目指す方には特に参考になる内容になっているかと思います。
他の方が書いた記事も貼っておきます。地方国立理系大学生の方が書いたものです。↓
【大学編入】編入後の大学生活を語る【単位が取れない!?】 | 凡才たぬきの物理
この記事はこんな方におすすめです。
- 大学編入後の単位認定について知りたい
- 編入生の学生生活や部活サークル、人間関係などについて知りたい
- 大学編入後の経験談を聞きたい
先日まで学業が忙しくなかなか更新ができておりませんでしたが、3年前期が終了して、最近夏休みに入ったので、前期の振り返りも兼ねてこの記事を書くことにしました。
↓目次です。記事を読む前に目を通していただけると内容をつかみやすくなります。
単位認定
早速単位認定についてです。ここでは、僕が編入した阪大工学部の話をします。単位認定については大学や学部によって異なるので、ここで説明する内容については、あくまでも一例として参考にしてください。
阪大工学部は編入生にやさしい
阪大工学部は、わりと編入生にやさしく、思った以上に単位認定されたなーという第一印象でした。
専門科目について
専門科目は34単位認定されました。僕は高専の系出身なので単位認定が厳しくなるのではないかと心配していましたが、思った以上に認定され安心しました。僕と同じく電気系の出身者の編入生も34単位が認定されたそうです。この34という数字は留年せずにストレートで進級が十分可能な値です。ちなみに情報系の出身者は36~38単位認定されたそうでした。
内訳を見てみると、やはり電気系の科目が多く単位認定されました。僕の所属が電子情報工学科という電気系と情報系がくっついたような学科となっているので、電気系の科目を認定してくれたようです。
高専で少し情報系の科目も取っていたのでそちらも単位認定されていました。ただ、やはり情報系の教養が足りないということで、大学の1・2年で取るべき必修科目が2科目(4単位相当)ほど単位認定されませんでした。1・2年の必修科目については、情報系出身者は全て単位認定されたようです。
それから、高専で取った単位の一部は単位変換されませんでした。このような単位変換がされなかった科目は、大学の3年次以降に開講されるものが多いです。要は、大学3年次以降に開講される科目は、高専で同じような科目を修得していたとしても、基本的に単位変換がされないということです。
一般科目について
一般科目については少し特殊で、単位認定されるというよりかは、1・2年次に開講される一般科目は、全て無条件で受けなくても良いという扱いになりました。3年次以降は一般科目は開講されないので、すなわち編入生は専門科目のみを受講すれば良いという感じでした。阪大工学部の他の学科も同様だと思います。
高専のときにいくつか一般科目を落としたり第2外国語等を取っていなかったりした僕にとって、これはラッキーでした。本来であれば第2外国語等も一定以上の単位数を取らなければなりません。
学生生活
続いて学生生活についてです。ここでは授業・部活サークル・バイト・人間関係についてお話します。
授業
3年前期は23単位履修しました。1単位の授業が1個、2単位の授業が11個です。ちなみに、阪大工学部では、1年間で履修できる単位数の上限が45単位と定められています。前期はこれの半分程度取ろうという考えでした。
↓授業の時間割です。
上の時間割の通り1日2~3コマ程度でしたが、意外とハードでした。他の編入生も同じあるいは僕よりも多い単位数を取っていましたので大変そうでした。ただ、編入生だけが大変というわけではなく、内部生も結構大変そうでした。内部生に聞いたことですが、内部生は20単位前後取っているそうです。2年次開講の科目を取らない分、編入生よりも取得単位数は若干少ないようですが、それでも十分ハードだろうと思います。
高専時代と比べても明らかにハードでした。多くの授業で課題やレポートが毎回のように出されていました。また高専と比べて、量が多く難易度も高いものが多かったです。(難易度が高く感じたのは、僕が専攻を変えたせいかもしれません)
期末試験の内容も結構重く、課題の提出期限なども重なり、3年前期の後半は特に忙しく、一日のほとんどを勉強に費やすといった生活でした。
ちなみに上の時間割にある「制御工学Ⅰ」という科目は、3年次に開講される科目であり、ここで学んだ内容のほとんどが高専で学んだことでした。先述の通り、3年次以降に開講される科目は基本的に単位変換がされないという印象です。
部活・サークル
見た感じ、3年次編入生も部活サークルについては、自由に入部することができるみたいです。
自分も部活に入りました。自分が入ったのは山岳部ですが、わりとゆるい部活です。
人間関係が広がるので、部活やサークルに参加するのはおすすめです。ただ、学業が忙しくなる場合が多いので、ガチなところに入ってしまうと自分の首を締めることになりかねませんから、自由でゆるいところのほうが良いだろうと個人的には思っています。
それから、コミュ力のある方であればどこに入っても困らないと思いますが、そうでない場合はアットホームな雰囲気のある部活・サークルはコミュニティーに入りづらいという風に思う場合もあると思いますので、ある程度選択肢は絞られてくるのかなと思います。もちろん、その活動自体に対して意欲があって参加するのであれば問題ないと思いますが、人間関係目的で部活・サークルに参加する場合は、3年次編入でも馴染めるところを吟味するのが大変そうな気もします。
バイト
理系の場合、忙しくてバイトをしていない人も多くいます。バイトを新たに始めようと思っている場合は、ある程度大学生活に慣れてからバイトを始めることをおすすめします。学業が忙しくなると、結構しんどくなると思います。
とは言っても、これは個人的な意見で、まわりの優秀な編入生にはバイトをしている人も数人いました。優秀で学業に余裕がある人は、バイトしても問題ないと思います。
人間関係
人間関係については個人の対人能力によるものが大きいと思いますが、少なくとも編入生とはある程度関わる機会があります。部活やサークルに入れば、人間関係が広がります。
ただ、授業でクラスメイトなどと仲良くなるということが、思った以上に難易度が高いように感じました。高専では一つの教室に決められた席に座って授業を受けるという仕組みで、近くの席の人とコミニュケーションを取る機会があり、そこで仲良くなるということも多くあったと思います。大学では人によって取っている科目も違いますし、授業が開講される講義室も毎回異なります。こういった仕組みから授業で内部生と親睦を深めるのは比較的難易度が高いのかなと個人的に思いました。まぁこれについても個人の対人能力次第といったところではありますが...
編入後半年経過した個人的な感想
編入してから半年間大学生活を過ごした感想をお話します。
まずは、想像以上にハードでした。これは高専がぬるかったと言うのもありますし、内部生と比べて取得単位数が多いというのもあります。阪大は入ってからもキツイみたいなことも聞いたことがありますし、内部生から見ても結構忙しくてハードなのかなと思います。
加えて、自分より優秀な人が多くてモチベーションが上がるということを感じました。何かしらスキルとなるようなことを継続して取り組んできた人が多く、何かしら強みを持っている人が多いです。頭もよくて、勤勉な人が多い印象です。こういった人たちに囲まれながら生活すると、自然と自分も頑張ろうと思えます。
また、電気系から情報系へと編入したことで、自分の興味のある分野を学ぶこともできており、情報系へ編入して良かったなと思っています。
まとめ
今回は、編入後の単位変換と学生生活についてお話しました。
単位変換
単位変換については大学・学部・学科によって変換の甘さなどはことなります。僕が進学した、阪大工学部電子情報工学科情報通信工学科目では、専門科目は留年せずにストレートで進級することが十分に可能な単位数認定されました。なお、3年次以降に開講される科目については基本的に単位変換されませんでした。
一般科目は少し特殊で、高専での履修状況に関わらず、無条件で取らなくても良いということになりました。
このような感じで阪大工学部は編入生にやさしい印象を持ちました。
学生生活
学生生活については、授業、部活・サークル、バイト、人間関係について解説しました。
授業は結構ハードでした。3年前期は23単位履修したため、1日2~3コマ程度受講していました。多くの授業で課題が毎回出され、1つ1つ時間がかかるものが多く、前期の後半になるとテストと課題の提出期限などが重なり、1日の大半を勉強に費やす生活をしていました。
部活・サークルは編入生でも基本的に自由に参加ができるようです。人間関係を広げることもできるので、オススメです。やりたい活動がある場合は積極的に参加すると良いと思います。ただ、学業が忙しくなる場合が多いので、ゆるい部活・サークルに参加するのが良いでしょう。
バイトは、学業が忙しくなると自分の首を絞める事になるので、必要がないのであればやらない方が無難かと思います。新たにバイトを始めようと思っている場合は、ある程度生活に慣れてからのほうが良さそうです。
人間関係は個人の能力次第ではありますが、授業などを通してクラスメイトとの人間関係を広げることの難易度は高専時代のそれよりも高いと感じました。これは、人によって取る科目が異なるという点や、授業毎に講義室が異なるという点からです。編入生や部活・サークルの人とは関わる機会は多いので、そこで人間関係を広げていくのが良いかなと思います。
編入後の感想
最語に編入後の大学生活の感想をお話しました。まず、想像以上にハードでした。高専よりも課題やテストの、難易度が高かったり、量が多かったりで大変でした。
また、優秀で努力している人が多く、自分も頑張ろうと思えました。
それから、電気系から情報系へ編入し、実際に自分の興味のある分野を多く学ぶことができており、専攻を変えて良かったなと思えました。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。他にも編入に関する解説記事を投稿していますので、下のリンクからご覧いだだけると幸いです。