こんにちは。Black Rockです。
今回はTOEICの勉強法について解説していきます。
この記事はこんな方におすすめです。
- 高専での単位のためにTOEICのスコアをとりたい
- 編入のためにTOEICのスコアを上げたい
- 就活のためにTOEICのスコアが必要
- TOEICの勉強をしているけど伸び悩んでいる
前提として、英語の才能がなくてもTOEIC800点超えは十分可能です。留学経験なくても大丈夫です。
実際に僕も英語の才能はあまりなくて高専の4年生では350点くらいでしたが、そこからTOEICの勉強をして5年生の時には800点を超えることに成功していました。留学経験もありません。
12月のTOEICの結果
やはりリーディングが課題 pic.twitter.com/gnif0mVDK2— Tsuneari Kuroiwa (@tsune123456789) December 22, 2020
この記事では、TOEICのスコアを上げたい方のために高専生が持ちがちなTOEICに関する悩みを明らかにし、それぞれの悩みに対する対処法を解説します。
最後に、僕が800点を超えるまでに至った過程も紹介します。一つの例として参考になれば幸いです。
高専の英語教育・高専生の英語事情
この章では高専の英語教育の特徴について触れ、その特徴からTOEICにおいてどのような障壁が発生するのかを明らかにします。
英文法や英単語の暗記をする機会が少ない
高専生は普通よりも英文法や英単語の暗記をする機会が少ないと考えられます。高校生は大学入試に向けて単語や文法を長い期間かけて暗記しています。
高専生は受験も5年生になるまで無く、高専の英語科目のテストでは直前の対策だけである程度点数が取れてしまうものが多いため、単語も直前に覚えるだけで済ますことが多いのではないでしょうか。
僕自身もこんな感じでしたし、テストで点数を取るという目的だけ考えれば、このやり方は間違っていません。
このように、受験がないということや直前の対策だけで点数が取れてしまうという構造上の問題から、高専生には単語や文法の知識が定着していない人が多いと思います。
TOEICで点数を取るためには大量の単語の知識が必要であり、それらの単語は直前の対策だけで覚えきれるものではありません。また、短期間で詰め込んだ単語は記憶が曖昧なため、思い出すのに時間がかかってしまい、時間制限が厳しいTOEICでは使い物にならないのです。
TOEICを攻略する上で土台となる単語文法の知識が定着していないため、障壁が発生するのです。
学校のテストでリスニングの問題がほとんど出題されない
高専の英語科目ではリスニングのテストほとんどありません。
そのためリスニング能力が低い人が多く、TOEICのリスニングパートで音声を聞き取れないという障壁が発生します。
初見の英語長文が学校のテストに出ることが少ない
高専の定期テストなどでは初見の英語長文が出題されることはほとんどありません。基本的には授業中にやった範囲の長文を一通り理解しておけばある程度点数が取れてしまいます。
TOEICではもちろん初見の英文が出題されますので、英文が理解できなかったり、英文を読むのに時間がかかったり、文脈をつかめなかったりといった障壁が発生します。
高専生向けのTOEICの勉強法
この章では、高専の英語教育や高専生の英語事情を踏まえて、高専生がTOEICに関して持っている障壁に注目して、それぞれの打開策として勉強法を紹介します。
まずは、自分の実力を把握するために公式問題集などを解いてみましょう。TOEIC IPテストなどを受けて、テストの内容や自分の課題がわかっている場合は省いても構いません。いずれにせよ、自分の課題が把握できていればよいです。
その課題に応じて、適切なトレーニングをしていくという勉強方法が効果的・効率的でしょう。
高専生がTOEICに関して持っている障壁は次のようなものが考えられます。
- リスニングが聞き取れない
- リスニングが聞き取れるけど頭に入ってこない
- 文章がほとんどわからない
- 単語の意味はだいたいわかるけど、文の意味がわからない
- ゆっくり読めばわかるけど、速度を上げると文の意味がつかめなくなる
- リーディングが時間内に終わらない
それぞれの障壁に対して、勉強法を紹介します。
リスニングが聞き取れない
リスニングの音声が何を言っているのか聞き取れない…
前章で触れましたが、リスニングが聞き取れないという高専生は多いと思います。
リスニングが聞き取れないという原因として考えられるのは次の3つです。
- スピードに慣れていない
- 音のつながりに慣れていない
- 単語と音が結びついていない
まずは、単純にスピードに慣れていないということです。授業などで先生が英語でしゃべる時は全員にわかるようにゆっくり話していますから、リスニングテストの経験の少ない高専生ではTOEICの音源のスピードに付いていくのは難しいのは当然かもしれません。
2つ目は音のつながりに慣れていないということです。英語というのは日本語と違い、音が繋がります。単純に単語の羅列を読んでいるわけではないのです。単語の並び方によって、前の単語と後ろの単語の音がつながったり、音が消えたりすることもあります。この現象に対してある程度理解しておかないと聞き取ることは難しいです。
3つ目に、単語と音が結びついていないということです。単語を覚える際に、発音と一緒に覚えていない人はこれの可能性が高いです。
3つほど原因を紹介しましたが、この課題に対する勉強法は、
- シャドーイングをする
- 単語を正しい発音・アクセントと一緒に暗記する
この2つです。
シャドーイングをすることで、スピードに慣れることができ、さらに音のつながりになれることができます。シャドーイングは若干難易度が高いので、オーバーラッピングでも良いです。
また、単語を暗記する際は、正しい発音・アクセントで実際に声に出して覚えるようにすると良いです。発音記号がわからない人は、知っておいたほうが良いです。最近はabceedなどのアプリで単語帳の音声を聞けるので、そちらも活用しても良いです。
リスニング対策でおすすめなテキストは、『TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング2』です。僕がリスニングに絶望していた時に手にとったテキストで、僕がリスニングで9割とるまでの力を付けられたのはこの本のおかげと言える部分が大きいです。
リスニングが聞き取れるけど頭に入ってこない
単語は聞き取れるんだけど、意味が頭に入ってこない…
リスニングが聞き取れるようになっても、意味が頭に入ってこないという障壁が発生することもあります。
これの原因として、単語がイメージとして即座に連想できていないということが考えられます。簡単な単語・よく使う単語はその単語のイメージが強く結びついており、このような単語であれば音声の中で流れてきても単語を聞き取ることができれば、即座にそのイメージが連想できます。
しかし、イメージが結びついていない英単語は、音声の中で流れてきても即座に連想することができず、単語の意味を思い出そうとしている間に次々と単語が読まれていくので、処理しきれないということが起きます。そのため、単語が聞き取れても文の意味が頭に入ってこないという現象が起きると考えられます。
これの対策としては、単語帳を覚える際にその単語のイメージを作っておくことが有効です。英語を理解する上で、日本語に変換するよりもイメージに変換するほうが速いからです。
具体的なやり方としては、画像検索と、例文を利用するというのがあります。
画像検索で英単語を調べると、その英単語を表した画像が出てくるので、それと一緒に覚えるのが良いです。
それから、1つの単語に対していくつかの例文を読んでおくとその単語のイメージを作りやすいと思います。英単語には複数の意味をもつものがたくさんありますので、一つ一つの意味に対して例文を読んでイメージを作っておきましょう。
文章がほとんどわからない
問題の文章がさっぱりわからない…
リスニング、リーディングの問題文で書かれている文章がほとんどわからないという人は、単語の知識が足りていないということが考えられます。
TOEIC向けの単語帳を1冊購入して一通り覚えれば十分です。何冊もやる必要はありません。1冊分すべて覚えればTOEICの英文の9割程度わかるようになると思います。
1冊だけでTOEICに出題される英単語を網羅するのは不可能ですが、9割程度の英単語がわかっていれば、わからない単語の意味を推測したりなどして、ある程度文脈を把握することが可能です。
1冊分覚えたら、別の課題を克服するための勉強を進めていく方が効率が良いと考えられます。
単語帳をやる時は次のポイントに注意してください。
- 正しい発音と一緒に覚える
- 例文も読む
正しい発音と一緒に覚えることで、リスニングに役立ちます。例文を読むことで、単語の使い方がわかったりイメージが形成されたりします。
単語の意味はだいたいわかるけど、文の意味がわからない
単語の意味はわかるけど、文章の意味が理解できない…
単語一つ一つの意味が取れても文章全体の意味が取れないという場合もあります。これは文法や熟語の知識不足と考えられます。
文法や熟語をまとめて勉強したいのであれば、『Next Stage 英文法・語法問題[4th EDITION]: 入試英語頻出ポイント218の征服』という参考書がオススメです。
TOEICの文法書と言えば『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 』が有名ですが、こちらはTOEICの文法問題(Part5,Part6)をベースとして文法を学んでいくというスタイルです。体系的に学びたいという方は上で紹介した『Next Stage』の方が良いと思います。
読む速度を上げると文の意味がつかめなくなる
読むスピードを上げたら、文章の意味が理解できなくなる…
リーディングの文章を読んでいる時に、ゆっくり読めばわかるけど速度を上げると文の意味がつかめなくなるという場合があります。
これはリスニングでいうと、先ほど紹介した「リスニングが聞き取れるけど頭に入ってこない」という現象に似ています。
リスニングと同様、一つ一つの単語のイメージができていないため、意味を思い出すのに時間がかかり、速度を上げると処理が追いつかなくなるということが起きていると考えられます。
やはりこの場合も、単語を認識したら即座にその単語のイメージが連想される状態にしておかなければなりません。
対処法は、前章の「リスニングが聞き取れるけど頭に入ってこない」で紹介した方法と同じです。
画像検索と、例文を利用するやり方です。
リーディングが時間内に終わらない
時間不足で、リーディングが時間内に終わらない…
高専生に限らず、ほとんどの人が時間不足に直面すると思います。
リーディングが時間内に終わらない問題に対するアプローチは2つあります。どちらかをやればよいのではなく、どちらもやったほうが良いです。
- Part5,Part6の解く速度を上げる
- 英文を読む速度を上げる
それぞれについて解説します。
Part5,Part6の解く速度を上げる
TOEICのリーディングパートにはPart5,Part6,Part7があり、Part5,Part6は文法問題が中心で、Part7は読解問題です。
Part5,Part6に関しては、リーディング力がなくても時短テクニックでかなりの時間を節約することができます。時短テクニックは比較的容易に習得できるので、まずはこのテクニックを学ぶと良いです。
これについては、『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 』というテキストがオススメです。
問題数1000問は多すぎると思った人は『1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急』がオススメです。
YouTubeでも解説動画を上げている方もいます。Haru Englishというチャンネルが文法問題を多く取り上げて紹介されています。
英文を読む速度を上げる
読む速度を上げるということは、いわゆる「速読」のようなテクニックを学べばよいのでは?と思う人もいるのではないでしょうか。
僕もこのようなテクニックが使えたら便利だろうと思って調べてみたのですが、速読の有効性はあまり認められていないようです。
速読のテクニックと言うと、「目を速く動かす」とか「視野を広げる」みたいな方法などが紹介されているのを見かけましたが、そのようなテクニックを用いて高速で文章を読んでも理解度が下がるだけなので意味がない、というような情報が多かったです。
もちろん、速い速度で読んでも文章を高いレベルで理解できる人も一部います。
普通の人がこのような才能を持った人たちと同じ速度で読むことは不可能に近いですが、TOEICの問題をすべて解ききるくらいのスピードであれば十分可能です。TOEICでは150wpm(1分間に150単語)以上の速度で読むことができれば、全ての問題を解くことができます。この150wpmはネイティブの1/3から1/2程度の速度なのでそもそも速読など不要で、日本人にも十分到達可能な速度なのです。
では文章の読むスピードを上げていくにはどうすれば良いのかですが、とにかくたくさんの英文を読んで慣れていくしかありません。
といっても脳死で大量の文章を読むように努力しても効率が悪いと思うので、今回は僕がリーディング速度を上げるために実際にやっていた方法を2つ紹介しておきます。
- 時間のプレッシャーをかけながら、短い文章を読むトレーニングをする
- 英語多読
それぞれについて解説します。
1.時間のプレッシャーをかけながら、短い文章を読むトレーニングをする
まずは、短い文章を制限時間内に読めるようにするところから始めましょう。いきなり1回分の模試を時間制限内に解くというトレーニングをすると難易度が高すぎます。短い文章でも良いので150wpmの速度感覚を身につけるのが重要です。
ここで問題となるのが、短い文章をどこで入手するか?という点と、読んだ文章の語数をどのように把握するか?という点です。
これらの問題を解決してくれるテキストがあります。これは僕も使っていたものですが、
『TOEIC TEST 速読WPMトレーニング 』というテキストです。
本のタイトルに「速読」という言葉が入っていますが、先程説明した、いわゆる「速読」のテクニックではありません。
この参考書では、Part4のレベルに合わせた100ワードの英文で速読の基礎を身につけ、仕上げにPart7に出題される形の200ワードの英文で速読しながら正確に意味をつかむ訓練ができるようになっています。
100ワードの英文が10個、200ワードの英文が25個収録されています。時間を測れば簡単にWPMが算出できるようなシートも収録しています。
短めの文章を時間を計測して読むトレーニングを通して、150wpmの速度感覚を身につけることができます。解説には、文章の理解スピードを上げるためのテクニックも含まれています。
2.英語多読
それから、多読(英語の本)もオススメです。英語多読の本は図書館で借りることができます。
図書館においてある英語多読の本には、語数やレベルなどを書いたラベルが貼ってあるので、それを参考にして本を選びましょう。
最初はレベルの低い本を借りて、できる限り速く読むというトレーニングをすると良いです。
図書館で借りられるということは、タダで大量の英文が読めるということですから、コスパ最強です。
僕が350点から845点を取得するに至った過程
これは最近僕が受験したTOEICの結果です。
冒頭でも、言いましたがもともと僕は英語が得意ではありませんでした。TOEICは4年生の時に受けたものが350点程度でした。
そこから、勉強をして845点を取得するに至りました。
ここではその過程をお話しようと思います。あくまでも僕の経験であり、ひとぞれぞれ適したやり方があると思うので、参考程度にしていただければ幸いです。
最初は単語から
僕がTOEICの勉強を始めたのは、4年生の時のTOEIC IPテストで350点を取得した後でした。
IPテストで大体の内容は把握していたので、まずは単語からやりました。
単語帳は銀フレを一通り覚えてそのあと金フレをやりました。単語帳をやる時は、必ず正しい発音・イントネーションで音読するようにしました。正しい発音ができるように発音記号も勉強しました。
銀フレと金フレでかぶっている単語が多かったため、金フレだけでも十分だったなと感じました。
模試を解く
単語が一通り終わった後に、模試を解きました。この時点では、全くの実力不足といった感じでした。リスニングが全然聞き取れなくて絶望しました。それからリーディングのスピードも遅すぎて、時間以内には到底解き終わることができないといった状態でした。
リスニング対策
リスニングが聞き取れないという課題に対しては、やったことは
- 『TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング2』を使ったトレーニング
- 模試のシャドーイング
まず、『TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング2』というテキストについて説明しておきます。このテキストにはTOEICのPart3,Part4に模した英文と問題が収録されており、音声が「2.5倍速」「2倍速」「1.5倍速」「等倍速」「0.7倍速」という順番で合計5回流れるので、なるべく早い段階で音声を聞き取り正しい答えを選択するというような内容です。問題が終わった後には、解説とオーバーラッピング・シャドーイングなどのパートが流れます。
このテキストを使うことで、速度に慣れるということと、音のつながりに慣れることができます。最初は0.7倍速でようやく聞き取れるという場合が多かったのですが、速い音源に慣れると1.5倍速でもかなり聞き取れるようになりました。
オーバーラッピング・シャドーイングをする際には、音源と同じ音を発声するのでネイティブの音のつながりを自分で再現するということができ、音のつながりを理解するうえで大きな助けとなりました。
このテキストでオーバーラッピング・シャドーイングの効果に気づいたため、模試の音源でもオーバーラッピング・シャドーイングをやり、更に力をつけました。
リーディング対策
リーディングはスピードが遅すぎるという課題があったため、スピードを上げるために時間短縮のテクニック的なものを身に付けることにしました。
具体的には、Part5,Part6を素早く解くテクニックを使って、Part5,Part6にかかる時間を短縮するというものです。実際にはリーディングの速度が上がっているわけではないので、英語力というよりかはTOEIC力という表現が適しているかと思います。『1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急 』というテキストを使いました。
スピードを上げるには、とにかく英文をたくさん読むという方法もありますが、ただ、それをやるとかなり多くの時間が必要となるので、TOEICのスコアを伸ばすという目的の上では合理的ではないと思いました。なので、このような手段を用いたというわけです。
試験に慣れるために模試をたくさん解く
リスニングとリーディングそれぞれ対策をした後、試験に慣れるために模試をたくさんときました。10回分以上解きました。
リスニングは対策をする前と比べて明らかに聞き取れるようになっていました。
リーディングは時間短縮はできたものの、時間が足りなくなるということに変わりはありませんでした。ただ、正答率は上がっていました。
この時点では単語帳はほとんどやっていませんでした。模試を解いて、わからない単語が出てきたらそれをメモしておいて、WordHolicという単語帳アプリで暗記カードを作成し暗記するということをしていました。
810点を取得
5年生の時のTOEIC公開テストで、810点を取得しました。編入試験ではこのスコアを提出しました。
リスニングパートは約9割取れていました。
リーディングパートは7割程度でした。やはりリーディング力(速度、理解力)が足りないことが数値として現れたなと思いました。
リーディングのスピードを上げる
編入試験が終わって暇になったので、大学院入試に向けてTOEICのスコアを取っておこうと思い、2度目の受験をすることに決めました。
編入試験で受験した大学には、試験科目に英語が含まれているものもあったので、別で英語の勉強はしていました。具体的には英作文、長文読解、英単語、英文法などです。
まずは、始める段階での実力を知りたかったので、公式問題集を解きました。リスニングは若干落ちていたように感じましたが、慣れれば問題ないといった感じでした。ただ、リーディングが相変わらず時間不足で、こちらは対策する必要があるなと感じました。
リーディングのスピードを上げるために、まず多読から手をつけました。
多読とは、英語の本などを利用して英文をたくさん読むというトレーニングです。図書館に行って英語の本を借りて、簡単めな本を20冊程度読みました。
さらに、『TOEIC TEST 速読WPMトレーニング』という書籍を用いて、時間感覚を身に付けました。
最後に、公式問題集と模試5回分を解いて試験に慣らしました。
845点を取得
2022/1/30に受験した公開テストで、845点を取得しました。
リスニングは模試を解いただけで特に対策しなかったため、-5点とほぼ変わりませんでした。
一方リーディングは+40点と、明らかに伸びました。実際、時間内に解ける問題数も増えました。前回は十数問解けていなかったのに対して、今回解けなかったのは7問程度でした。また、テストを解いている時に前回よりも英文が頭に入ってくるなぁという感覚もありました。
まとめ
今回は高専生がTOEIC800点超えるための方法について解説しました。
はじめに高専の英語教育に注目し、どのような特徴があり、それによってどのよう障壁が生じているのかを明らかにしました。
- 英文法や英単語の暗記をする機会が少ない
- リスクニングに慣れていない
- 初見の英文がテストに出ることが少ない
という高専の英語教育の特徴を紹介しました。
それによってTOEICに関して次のような障壁が生まれていると考えられます。
- リスニングが聞き取れない
- リスニングが聞き取れるけど頭に入ってこない
- 文章がほとんどわからない
- 単語の意味はだいたい分かるけど文の意味がわからない
- 読む速度を上げると文の意味がつかめなくなる
- リーディングが時間内に終わらない
これらの障壁に対して、有効な勉強法をそれぞれ解説しました。
リスニングが聞き取れない場合:
- 発音と一緒に単語を覚えること
- シャドーイング・オーバーラッピング
リスニングが聞き取れるけど頭に入ってこない場合:
- 画像や例文を利用して単語のイメージを作る
- 単語が聞こえたら即座にその単語のイメージが連想できるようにしておく
文章がほとんどわからない場合:単語の知識を増やす
単語の意味はたいだいわかるけど文の意味がわからない場合:文法や熟語の知識を増やす
読む速度を上げると文の意味がつかめなくなる場合:
- 画像や例文を利用して単語のイメージを作る
- 英単語が目に入ったら即座にその単語のイメージが連想できるようにしておく
リーディングが時間内に終わらない場合:
- Part5,Part6を解く速度を上げるためのテクニックを学ぶ
- 読む速度を上げるトレーニングをする
最後に、僕が350点から845点を取るまでの過程を紹介しました。一つの例として参考にしてください。
今回の記事は以上です。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。